年号が変われば、パソコンは爆発的に売れる?

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昭和から平成になったのが1989年1月8日のことでしたが、そのころはWindowsでは、Windows3.0(3.1ではない)が出る前でした。MS-DOS全盛期で、年号が変わることで支障はなかったと記憶しています。和暦年に対応したソフトが皆無だったからでしょう。それより、西暦年を下2桁で表記しているソフトが多かったことが問題でした。日常でも、1989は「'89」とアポストロフィーをつけて表記していたりしていました。

和暦年で処理するシステムも一部にあったようですが、多くは西暦年の下2桁。少ないメモリを有効に使うには、4桁と2桁の違いは大きかったのです。2000年になったらどうするの?というのは、近づいてからそのときどうにかする(どうにかなる)って発想が多かったのです。そんな流れで起きたのが2000年問題。下2桁なので、2000年になると00年、つまり1900年になり、過去にさかのぼってしまいます。引き算したらマイナスでエラーになるなどという事態が発生しました。何年か先の宿の予約ができないなどの事件もありました。

ハードウェアもソフトウェアも対応していないものがあったりしました。1999年12月31日と2000年1月1日をまたぐときは、一度パソコンを終了しましょう、という話も流れました。電気が止まるかもしれないと非常食が多く売れたようです。日付をまたいでフライトする飛行機が落ちるという噂もありました。世界が終わる!!世紀末だ(正しい世紀末は2000年12月)!!と騒ぐ人も。

今は、2000年問題の反省と節約するほどのメモリ環境ではなくなったため、西暦年を4桁で処理するのが多いと思います。表示上は2桁でも和暦年でも自由自在。パソコンも進化し、エクセルや日本語変換で、和暦年対応のものがあります。それでも大きく心配するような事態にはならないと思います。

でも、近い将来に、もしも平成から次の年号に変わったら、どんなことが予想されるでしょう。Windowsやエクセルで和暦年を使っている人は、アップデートをすることになると思います。マイクロソフトがサポートしているWindowsやエクセルであればアップデートが出ると思います。サポートが終了していたら…? 新しいWindowsやエクセルを使うために、買い換えるかあきらめるか…。

中には、和暦年を使っていなくても、「平成仕様のパソコンだ!!」って意識になるかもしれません。もしかしたら、パソコンやソフトがたくさん売れるかもしれませんね。

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