ブログの非匿名性

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Yahoo! Internet Guide 2月号の記事で、
ココログについて、ニフティの古河建純社長のコメントが載っている。

そのなかで、「従来の掲示板に比べると匿名性は薄れたが、まだ不完全。
その点をキチンとしたいですね」と書いてある。

匿名性から来る無責任さにあきれている人も多い。
さまざまな事件も起きており、社会問題にもなっている。
インターネットをしていない人は、ウイルスとあわせて、
危険なところと思っている人もいるようだ。

インターネットでのコミュニケーションは、
電子メールからネットニュースとなり、掲示板へとシフトしてきた。

ネットニュースは、ソフトの設定等、初心者にはわかりづらいのかもしれない。
その点、掲示板はブラウザで手軽にアクセスできる。
未読・既読管理ができないので、多くの記事を読むのには使いづらいのだが、
こちらの方が一般的になってしまった。

情報発信の手段として、ホームページ(正しくはウェブページ)作成がある。
言葉だけがブームだったような気がする。
つまり、初心者には取っつきにくい面があり、
定期的な更新をしていないページもある。
まあ、アクセス分析などを組み込んでいなければ、
読まれているのかどうなのかもわからず、意欲も失せていくのかもしれない。

そう考えると、このブログが掲示板のコミュニケーション手段と
ホームページ作成の情報発信手段をうまく融合させたものなのかもしれない。

ただ、ココログを「ホームページ」だと思っている人もいるようだし、
「あけましておめでとう」が連立したように単に日記と思っている人もいる。
「ココログはじめました」という投稿も多かった。
単に掲示板代わりに使おうという人もいる。

今後、これらの無意味なブログは自然淘汰されていくだろうが、
情報量が多い分、今でも有用な情報にも出会える。

ハンドル(ニックネーム)を使用しても、同じブログ内にあるため、
投稿には、その「人」が見えてくる。
そのため、さらにその人の主張も生きてくる。

現在、多くの人が模索している最中のように思える。
落ち着いてきたころが楽しみなのかもしれない。

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