教育界に浸透するか、マック

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東京大学がマックを採用したことで、他大学での採用も相次いでいるらしい。ハードディスクを搭載しないネットブートのノウハウも蓄積され、導入しやすくなったのも理由だと思う。

もちろん、UNIXの学習ができて、UNIX系の専門的なソフトウェアが動作し、それでいて、画像編集や一般的なワープロや表計算までも可能だということで、Windowsでは実現に手間のかかることが簡単に実現できるという利点が大きい。

一般ユーザーにとっても、東京大学で蓄積されたものの恩恵を受けている。Finkなどで提供されるソフトウェアにはそういうものも多いと聞く。今後は、OSXネイティブへの移植や学生が趣味で作るフリーソフトも増えるかもしれない。

そして、多くの大学で使われるようになれば、小中高でも採用されることは容易に予想できる。そうなれば、トラブルが多いWindowsのネットワークから解放される日も遠くないと考える。当然、MS-DOSからWindowsへ移行したように、一般企業でもマックとなるのは、ない話ではないと思う。もちろん未だにWindowsXPに移行していない企業も多いので、混在は避けられないでしょう。

職場で聞かれた反応で、障害になるものを予想すると…
 使い慣れたものが使いやすいという感覚
 マックは不安定という過去のイメージ(MacOS9以前の話)
 WordやExcelが使えなくなるという誤解
 価格がとんでもなく高いのではないか
といったところでしょうか。

 アップルコンピュータのパソコン「マッキントッシュ(Macintosh=Mac)」シリーズが教育向け市場で健闘している。今春、東京大学が採用するなど大学での導入が相次ぐ。マックといえば、芸術系の専門家やデザインにこだわる消費者向けというイメージが強かった。こんどは教育現場での支持を得てウィンドウズの独占状態に挑むという。

 人気の理由は、最新の基本ソフト(OS)「MacOSX(テン)」が、研究者向けコンピューターで広く用いられているUNIX環境で作動することだ。これまで大学の情報教育は研究用にUNIX機の使い方を教える一方で、リポート執筆など通常のパソコンソフトを使う作業のためにウィンドウズOS機を併用する例が多かった。

 マックを導入すると、両方の作業を1台で済ませられる。しかも操作がわかりやすいマックなら初心者が多い学生にも受け入れやすいと期待される。先行して導入した東大や東京女子大から「学生から操作についての問い合わせがぐんと減った」と評判を聞いて問い合わせる大学も多いという。

 ビジネス向けの台数ではウィンドウズ機に圧倒されるアップルだが、マックで育った学生たちがいずれ市場地図を塗り替えると期待している。
(11/28 朝日新聞より)

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