ブログブームの終わり

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ブログブームの終わり

ブログブームよりもSNSブームが終了する

どちらも昨年春の記事。1年経った今でも、ブームが終わるどころか、ココログをはじめ、ブログサイトではアクセス数増大の対処に追われています。アクセスといっても、投稿する側のアクセスの方が多いのかもしれませんが、多くの人がこのツールを使って、更新しているわけです。

2つめの記事は、ブームの終わり方に2つあって、「廃れる」と「日用化」があると書いてあります。サイト構築ツールとしては、非常に簡単で、サイト構造の階層化も自動でやってくれるので、記事をポンと書くだけで終わる手軽さは他のツールにはないものです。代替のツールが出ない限り、ブログのシステムは使われ続けると思います。廃れるのではなく、日用化することでブームが終わるという意見に同感です。

【一般には普及しなかったWiki】
Wikiも注目されましたが、こちらは、サイトの階層化は自分でやらなくてはなりません。Wikiの文法も独特で、初心者には難しい面もあるため、結局一般的にはなりませんでした。もちろん階層化のサイト構築には便利なので、まとめサイトなどではよく使われています。

Livedoorが「これからはWikiだ」とサービスを始めましたが、今ではトップページにリンクすらありません。livedoor Wikiのページは、「寄せ書き型ホームページ」という謳い文句から、「オンライン手帳/辞典/図鑑等をカンタン作成」とわかりやすいものに換えたようですが、ニーズが高いとは思えません。

【匿名好きな日本人】
ブログが産声を上げたアメリカは、自己主張の強い国民性ということで、自分の意見をタイムリーに書き込むツールとして発展しました。そのために開発されたツールがブログですから、今後も使われ続けるはずです。日本では、「簡単に書き込める日記サイト」として紹介され、自分の何気ない日常を書き込むツールとして受け入れられました。今でも多くは、やはり日記サイトで、ちょっとした自分の意見を添えることがあるくらいです。その場合、トラックバック機能はいらないけど、コメント機能は有用です。RSSが世界中を駆け回っていることも知らず、URLを教えた人だけが閲覧していると思っている人もいます。本来のブログとしての使われ方をしているサイトはごく一部と思われます。

日本では、個人情報を隠した匿名性の強いものが受け入れられます。アメリカや韓国のIT先進国が実名で個人をアピールするのとは、正反対です。日本では口先ばかりで働かない人間は嫌われます。だから、現実の世界では黙々と働き、自己を確立していこうとし、愚痴はネット上の「もう一人の自分」を使うのでしょう。「2ちゃんねる」に人が集まるのも、匿名志向の現れ。透明人間願望が強いのかもしれません。mixiも会員数が増え、匿名で入会する人が増え、それに伴い既会員も実名から匿名に変えた人も多いらしいです。実名でネットを動き回るにはデメリットのほうが多いのが日本の社会なのでしょう。

おしゃべりな人間は嫌われます。広げてほしくない話題があっという間にみんなの公然の秘密になっていたり…。「○○さんがこう言っていた…」と、あたかも他人の意見に見せかけ、自分の意見を語る人もいます(自分もやるけど)。秘密にしておきたいけど誰かに聞いてほしいこととか、自分の意見に自信がないけど主張を書きたいとかってときに、ブログなどのコミュニケーションツールは便利なのです。

【オタク願望】
また、「オタク(特定の趣味にはまっている人)」という言葉に拒否反応を示す人も多いです。「電車男」でイメージアップは、映画やドラマの中だけで、現実はやはり引いてしまいます。10年前は、パソコンの話をしていれば、異質な集団に見られたことでしょう。しかし、好きな趣味での仲間集めや会話を求めるのは自然なことです。そういった意味では、誰しも「オタク願望」はあるはずです。ブログの普及で、ネット上には自分と共通の趣味について語られているものが多く存在します。そういう「オタク仲間」を探しやすくなったのもブログのおかげです。

そして、現実社会では話し上手でなくても、好きな時間にコメントをつけたり、興味がある話題にだけコメントすればよいなどの気軽さや、リアルタイム性のなさも特徴です。携帯のメールと違い、自分の時間を確保できる点はインターネット全般の特徴です。ゆるやかな仲間意識というのがそこには存在するのでしょう。

【SNSとブログの融合】
これまで、ネットニュース、フォーラム、掲示板、メーリングリストといろいろなコミュニケーションの手段がありました。廃れたものも多かったりします。始めるときの設定の簡単さ、投稿の簡単さが左右すると思います。また、掲示板は「荒らし」で閉鎖するものも多いらしいです。ブログでも、スパム対策でトラックバックやコメント機能をオフにしているサイトもあります。mixiのようなSNSが登場しましたが、小規模SNSも荒れない掲示板として注目されています。プロフィールや日記があることで、無秩序な投稿がなくなるそうです。今後、掲示板の代わりに小規模SNSを設置するサイトが増えていくのかもしれません。

そのとき、「日記」や「小さな主張」をブログに書いておけば、あとはRSSの仕組みで、複数のSNSで共有できます。プロフィールの一部として、ブログのURLを記入する欄があります。それを設定しておくだけで、ブログの記事一覧が表示されるのです。SNSごとに日記を書く手間も省けます。もしも小規模SNSが掲示板に変わって使われるようになった場合、あらためてブログというのも重要性が増してくるのではないでしょうか。(もちろん、そのためには、ブログとSNSのさらなる融合が必要です。システム上で日記同様に扱われ、SNS内でコメントがつけられる機能が必要です。)

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