広がり続けるWikiの世界--何に使われどこへ向かうのか - CNET Japan
Wikiは閲覧者がコンテンツの追加、削除、編集などの変更を行えるウェブサイトだと説明することができる。Wikiの発明は、Ward Cunninghamという男が1994年にWikiWikiWebと呼ばれるサイトを開発したことにさかのぼる。これは人やプロジェクト、ソフトウェア開発のパターンに関する情報を集める場所だ。
Wikiは、日本でも「まとめサイト」や便利で簡単なサイト構築ツールとして、多くのサイトで使用されている。閲覧者側から見れば、各ページが統一されたサイトと変わらず、知らないうちにWikiのサイトを見ているだろう。中には、Wikipediaのことを略してWikiだと思っている人もいるようで、正しくWikiを認識している人は少ないのかもしれない。
個人でWikiのシステムを構築するときは、所詮協力して編集することは皆無で、スパムを排除するために、他人の編集を不可にして、自分自身だけが編集できるように設定する場合が多い。いわゆる「ひとりウィキ」である。それでも便利なことには違いない。
ライブドアが「ブログの次はウィキだ」とサービスを始めたのが2005年。結局日記のように一般庶民が書き込めるブログと違い、何かテーマに沿って情報を構築していくWikiは個人ベースには広がらなかった。
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