官公庁のホームページを眺めていました。
総務省や文部科学省や農林水産省などはスタイルシートが使われ、CMS(コンテンツマネージメントシステム)が導入されているようなきれいなサイトです。一時期の重たい作りとは大違いで快適にアクセスできます。
しかし、どの官庁もそういうわけではありませんでした。
法務省は、なんと今どきフレームが使われています。環境省には、「当ホームページは、Internet Explorer 6 SP2、Firefox 1.5、Acrobat Reader 5.0以上でご覧いただくことをおすすめします。」と書かれていて、ブラウザによっては表示が大幅に乱れてしまいます。
経済産業省のように Microsoft FrontPage 5.0 が導入されていればコンテンツ管理もしやすいのかもしれませんが、人事院は、IBM Homepage Builder 6.5.0.0、内閣法制局は、IBM Homepage Builder 6.0.1と、手作業でがんばっているような官庁もあります。システムを発注するより、人を雇った方が安上がりなのかな?
国家公安委員会に至っては、Microsoft FrontPage Express 2.0やNetscape 4.7やMicrosoft Word 11など、インストール済みやフリーソフトのものでがんばっているところもありました。警察庁は、ユーザビリティは今一つですが、まあまあです。
防衛省は、立ち上げてから日が浅いためか、CMSが導入されているようなきれいなサイトですが、その下にあるそれぞれの自衛隊のサイトは結構悲惨です。統合幕僚監部は、IBM Homepage Builder 9.0.0.0で非常に素人っぽく作られています。陸上自衛隊には、なぜかGoogleのウェブ解析ツールのコードが仕組まれています。海上自衛隊には、意味のないフラッシュが中央に鎮座しています。航空自衛隊も、IBM Homepage Builder 8.0.0.0となっています。
共通して言えるのは、ほとんど全部のホームページビルダーがアップデートされていないということですね。たぶん、パソコン本体もWindows98とかも使っているようですし、セキュリティに問題ありそうです。あと、PDFが使われているというのも閲覧者のことを考えていないお役所仕事です。ああ、お役所ですもね。