2008年の注目ハードウェアはSSD!!

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「ハードディスクは壊れやすい」とフロッピーディスクに保存する人はすでにいないと思いますが、それでもウイルス対策の次に本質から離れた作業としてはバックアップというものがあります。しかも、バックアップ先もハードディスク。バックアップのバックアップも必要と考える人もいるくらい、ハードディスクに不安を持つ人は多いです。ただし、ハードディスクが同時に二つが壊れる確率は低いということで、そこまではしないのが普通でしょう。あるいは、インターネット上にあるネットワークドライブに重要なファイルをバックアップする方法もありますが、他人のコンピュータに重要なファイルを置くというのも不安があります。どちらにしてもいつ壊れるかわからない不安とバックアップはやっかいな問題です。

USBメモリが2003年ころから急速に普及しました。外付けハードディスクが一部の人の持ち物だったのに対し、USBメモリが誰でも持っているまでになったのは、小型とか差し込むだけという使い勝手の理由だけでなく、ハードディスクより衝撃などに強く、データ損失の可能性が低いという安心感から来るものだったのではないかと思います。床や地面に落としてしまっても壊れることは滅多にありません。実際には壊れるときは壊れ、バックアップは必要なのですが…。

最近は、USBメモリから起動するLinuxもあるのですが、やっぱり内蔵のドライブがメモリになること。それがSSDなのですが、確実に安くはなってきても、OSを起動するために必要な容量となるとまだ高い状況。それが今年中にはそれなりに使えるくらいの容量と価格になるのではないかと思います。もちろんハードディスクの容量や価格には負けますが、可動部分がないという安心感があるので、モバイルと割り切れば結構実用的なものとなるのではないかと思います。バックアップは、安い3.5インチの外付けハードディスクを使えばいいので、そんなに大容量は不要かもしれません。CD/DVDドライブも外付けにすれば、かなり小さくなると思います。

持ち運ぶノートパソコンといえば、とにかく小さいものを連想するのですが、実際に店頭で見ると、画面が小さいのは字が小さくて敬遠してしまいます。A5サイズだとしても800×600では実用的ではありません。1024×768くらいで、A4ジャストサイズが限界かと思います。実際に使う上でも、ノートパソコン単独ではなく、書類を一緒に持ち運びます。そうなるとA4サイズと同じサイズの方が持ち運びが現実的で楽なのです。

ノートパソコンと呼ばれるものでも、自宅で移動できるデスクトップパソコンとして活用している人も多いようです。そのようないわゆるデスクトップノートパソコンはそのまま継続して存在し、移動することが多いノートパソコンにSSDを搭載し、持ち運ぶストレスをなくすものになることが理想。小さすぎるのは実際には売れていません。ちょうど良いサイズ(A4ジャストサイズ)で、SSDを搭載し、他の冷却を含むモーター類がないものがいいですね。もちろんVistaが軽快に動かなくてはいけません。

そんなわけで、今年の注目はSSD!! 単独では話題になりません。ぜひともSSDにふさわしい製品が登場してほしい。

そういえばUSBは、常にコネクタが外に向いていて、USBメモリは外にはみ出るように接続します。これが結構邪魔です。持ち運ぶときにぶつけたら、コネクタごと壊れそうです。これをどこかフタが開いて、PCカードみたいに格納できてしまえばいいんですけどね。せっかくSSDでコンパクトになるなら、もう一息、そんな仕組みがほしいです。


【関連サイト】

【新春特別寄稿】2008年パソコン大予測! - 日経トレンディネット

ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回は、新春特別編として、2008年のパソコンを大胆大予測する。Windows Vistaの発売から丸1年。パソコンは順当にスペックアップし、価格もこなれたものになるだろう。しかし、戸田氏は「目玉機能がまったくない!」と新年早々から喝を入れるのであった!
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