「ハッカー」とは、コンピュータに精通した人のことを指すのですが、マスコミの誤解から、コンピュータ関連で悪いことをする人をハッカーと思う人が多くなってしまいました。本来、悪いことをする人は、「クラッカー」といいます。
最近、「ホワイトハットハッカー」という言葉があるそうです。略して「ホワイトハット」だったり「ホワイトハッカー」などとネーミングも定義もまだ流動的ですが、良い意味での本来のハッカーを指す言葉を置き換えようとする動きがあるようです。
しかし、ハッカーにしてもホワイトハッカーにしても、これは自分が名乗るものではなく、他人が「この人はすごい!!」と評価するものです。日本でいえば、ニュアンスは違いますが「○○名人」とか「師匠」とかってことになるでしょうか。
ハッカーを目指し、ハッカーになるか、クラッカーになるかは微妙なところです。コンピュータに精通するには、さまざまな知識が必要ですが、その中には、厳密には法に触れることやグレーな領域もあります。それらを切り分けていく意志も必要になります。知っていれば手を出したくなる誘惑が少なからずあるものです。
ホワイトとかブラックとかと区別すると、人種差別的な気がしないでもないので、定着する前に再考の必要があるのでは?と思ったりもします。
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