多くの人がバーチャル環境や余ったパソコンにインストールして、ブログなどに書き綴っています。そんなWindows7に対しては、概ね好意的な意見が多いような気がします。
最初に起動して戸惑ったのは、タスクバーの動作でした。タスクボタンバーと名称が変わったようです。クイック起動とタスクバーを合体させたような感じで、MacOSXのDockを真似たようなインターフェースに替わっています。タスクボタンバーについては、賛否両論で、実質すべてがMDIのマックだとDockは使いやすいのですが、Windowsは、MDIとSDIが混在しているので、微妙なところです。マックのようにExposéがあるわけでもないし。
コントロールパネルが使いづらいのは、XP以降のことで、階層化のカテゴリ分けがうまくいっていないと思います。使用する単語がさらにわかりづらくしています。対応した『窓の手』がないので、様々なエフェクトをカットするのに苦労しました。
サイドバーが消えたのは、重たい原因を排除しようという方向なのでしょうか。メールソフトも付属しなくなりました。Officeが入っていれば、Outlookを使うだろうということですが、Windows Live Mailを付属させておいてもいいのではないかと思います。購入後にスムーズに使い始めるには、メールソフトは必須でしょう。初心者は戸惑うかもしれません。
Windowsを使う理由としては、マックではできないことを求めるのです(マックユーザーなので)が、Gyaoが動かないのは意外でした。IE自体やMediaPlayerのバージョンが新しいので、対応しないのかもしれません。これは、Windows7の正式版が発売されるまでには対応するでしょう。
ブログ等のレビューを見ていると、Vistaだった人は、軽くなったと好評です。XPよりは重たいと...。Vistaは失敗作ですが、その分Windows7の期待が大きく、Vistaよりもかなりいい、という口コミが広がりそうです。Vistaユーザーの多くは乗り換えるでしょう。波状効果としてXPからの乗り換えもあるのではないかと思います。Windows2000の人も、発売から10年が経とうとしています。そろそろ乗り換えてもいいかと思わせるのがWindows7かもしれません。
マックにシェアをとられつつあるのですが、ここで盛り返しを計ることでしょう。ここでこけたら、もうおしまい。急ぎたい気持ちもあるでしょうが、安定したものをリリースしないと危ないでしょうね。
そういえば、7といえば、一太郎7というのがありました。32ビット化の流れで、開発がうまくいかず、機能限定で不安定ということで、失敗したワープロソフトです。マイクロソフトは打倒一太郎でワードを売り込んでいたので、わざわざ7としたのは不思議です。