ネット上には、管理人が亡くなったり長期入院で放置されているブログやウェブサイトがきっと少なくないと思います。
以前、ある人の死去後に、遺族の方からプロバイダの解約等の相談を受けたことがあります。ブログブームの前なので、利用していたのはメールくらい。ネット上のみの知り合いから、返事がないことへの心配のメールがいくつも入っていたのですが、それに対する返事を送る権限もなく、むなしく放置するしかありません。たぶん相手は想像すらできないことでしょう。
今だと、ブログの後片付けなども加わるのでしょうが、フリーのサービスを利用していると、放置してもサービスが続く限り永遠に存在し続けます。
さあ、自分がもしも事故や病気で、身辺整理をする暇もなかった場合、どうなるだろうと考えたことがあります。それ以来、フリーの新しいサービスには深入りせず、ブログも独自ドメインで運用。つまり、継続に必要な費用を支払わなければ、そのうちドメインごと消えてしまうようにしています。その他の請求が来るものも、カードを停止すれば、そのうち止まってしまうことでしょう。
それでも、Gmailなどは残ってしまいますね。完全にネット上の存在を消すことは無理かもしれません。
しかし、そもそも自分の死とともに、ネットから痕跡を消す必要があるのでしょうか。
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