USB起動ができず、CDドライブの調子も悪い。
そんな一昔前のパソコンにUbuntuをインストールしたい。
自宅サーバーはCentOS 5.5で、クライアント機にはUbuntu 10.10をインストールしようと思います。
【サーバー側の作業】
●tftpとdhcpをインストールします。
# yum install tftp-server dhcp
●tftpを有効にします。
# vi /etc/xinetd.d/tftp
disable = yes を
disable = no に変更
# /etc/init.d/xinetd restart
●dhcpの設定を編集します。
# vi /etc/dhcpd.conf
filename "/pxelinux.0";
という行を追加
# /etc/init.d/dhcpd start
# chkconfig dhcpd on
※ルーター側のDHCP機能を無効にします。
●ネットブートのファイルを配置します。
# cd /tftpboot
# wget ftp://ftp.riken.go.jp/Linux/ubuntu/dists/natty/main/installer-i386/current/images/netboot/netboot.tar.gz
# tar zxvf netboot.tar.gz
/tftpboot/pxelinux.cfg/defaultの内容は下記のようになっています。
# D-I config version 2.0
include ubuntu-installer/i386/boot-screens/menu.cfg
default ubuntu-installer/i386/boot-screens/vesamenu.c32
prompt 0
timeout 0
ここに書かれたパスを編集したくなかったので、/tftpbootの直下にファイルを展開しました。
【クライアント側の作業】
他のPXE利用のインストールを開設したサイトでは、インストール用のDVDやCDをマウントして共有する設定が解説されているのですが、ここでは、ブートだけして、ネットインストールするので、DVDやCDのイメージのダウンロードはしませんでした。
クライアント機のBIOSで、ネットブートを有効にして、ネットブートさせれば、インストーラーが起動します。あとは通常のインストールの作業をします。
ネットブート用のURLやファイルパスの設定は自動取得するので、非常に楽でした。
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