正方形の写真、スクエアフォーマット。
コンパクトデジカメは、従来のディスプレイの比率の4:3、一眼デジカメは、3:2が普通。最近は、地デジテレビの比率の16:9もあります。
スマホの写真は、Instagramの影響で、正方形の比率が人気だそうです。この比率、実にスマホやタブレット端末で都合がいいのです。本体の向きに関係なく撮影ができること、それからサムネイルで端が切れることなく表示できること。
スマホの画面上でも、写真の上や下に程よくすき間ができるので、ツールバーが表示されても、写真全体を表示させることができるのです。スマホを縦にして、横向きの写真を表示すると、小さく感じ、本体を傾けたくなるのですが、その手間も不要になります。
もちろん、この比率が醸し出す独特の雰囲気もおもしろいです。三分割の構図でも正方形で構成され、日の丸写真といわれる構図も許容されてしまう不思議な比率です。特に料理を撮影する時なんかは、この比率がまとまりをうみだします。
ずっとスマホでしか選択できない比率だと思っていたのですが、最近のデジカメでは、マルチフォーマットで、1:1も選択できます。現在所有しているCanonのIXY410Fが2年前に購入したものですが、ふと設定を見てみると、あるじゃないですか。そんなわけで、最近は、もっぱらデジカメでも正方形写真を撮っています。