メッセージを送るとき、電子メールに代わって、FacebookやLINEなどのコミュニケーションアプリが多く使われるようになっています。そんなことから、電子メールは廃れてしまうのではないか、と言われることがあります。
あるいは、世界的にもGmailなどのウェブベースのメールサービスへシフトし、メールソフトであるThunderbirdは、日本以外では使っている人が減少し、開発の継続が危ぶまれているそうです。専用のソフトを必要し、設定が煩雑な電子メールは、敬遠されているとも言われています。
電子メールは、インターネット創成期から存在するもので、HTTPやFTPなどと同様にインターネットの基本サービス。しかし、基本サービスといえども、時代とともに使われなくなったGopherや下火となったNNTPなどもあります。そう考えると電子メールが廃れてしまうこともないわけではありません。
従来の電子メールは、POPサーバーとSMTPサーバーの組み合わせでメールのやりとりをしていました。その後、サーバーにメッセージを置いたままにして、複数のデバイスで同期することができるIMAPサーバーが登場。どちらにしても、メールが来たかどうかは、定期的にアクセスしてみないとわかりません。それが今では、プッシュ型電子メールへと進化し、携帯情報端末へ通知が来るようになりました。電子メールも進化しているのです。
各種サービスの認証にも電子メールが必要なことや、FacebookやLINEが特定の企業によるサービスに過ぎないことを考えると、そう簡単に電子メールが廃れることはなさそうです。
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