ノートパソコンにはトラックパッドがついています。しかし、Windowsのノートパソコンでは、本体についているトラックパッドを使わずに、わざわざマウスを接続して使っている人がたくさんいます。一方マックのノートパソコンでは、マウスを接続せずにトラックパッドを使う人がほとんどです。Windowsとマックの両刀使いの人も、Windowsではマウス、マックではトラックパッド。
なぜ、Windowsのトラックパッドは使いづらく、マックのトラックパッドはそれほど使いやすいのでしょう。
まず使い勝手の違いは、その大きさにもあります。Windowsのトラックパッドは、機種にもよりますが、キーボードの幅で3つ分。とても小さいです。使っているうちに摩耗し、テカテカしたりします。
それに比べ、マックのトラックパッドは、キーボードの幅で6つ分以上。また、一見ボタンがないように見えるのも特徴です。どこを押してもクリックできます。触った感じもなめらかです。保護フィルムをつけていないiPhoneのようです。
大きさだけでなく、その機能も豊富です。マックのトラックパッドの使い勝手は、iPhoneやiPadのようです。スマホで、画面の内容を大きくしたいときに、指2本で広げたり縮めたりするような操作がありますが、そんな操作を含めて、さまざまな使い方が可能となっています。
見た目や機能はよく似たWindowsとマックですが、こうした細かい違いが、使い勝手につながっているのでしょう。
余談ですが、最近、IBMでは、社内のパソコンをWindowsからマックへの移行をはじめました。その結果、社内のパソコンをサポートするスタッフの大幅削減が可能となり、結果的にコスト削減ができたということです。マックの安定性もありますが、Windowsからマックに乗り換えても戸惑いがないというのもあるのでしょう。
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