ezweb.ne.jpからau.comへの移行がニュースになっています。
なぜ今頃? なぜau.ne.jpではなくau.comなのかというのも謎です。アドレス欄にau.ne.jpを入力してみると、使われている様子はなし。ne.jpでは、2文字のドメインは許可されていないのかもしれません。それで仕方がなくau.comという選択になったのかな。au.jpが許可されるわけもなく。
インターネットアーカイブで調べると、最初にau.comとして記録されているのは、1996年にambuehl ulakeyというサンフランシスコのインターネットコンサルティング会社でした。しかし2年後に売りに出しています。
1998年から2016年という長い間、オーストラリアのNetRegistryが管理。相当高額だったはずで、買い手がつかなかったのでしょう。そして、2017年になってからauが使っています。
EZwebのサービスは、1999年に開始。その後2007年にau oneというサービスを始めたのですが、このメールアドレスは、ケータイメールアドレス扱いされなかったので、メリットはなく、使う人も皆無。「一生使えるメールアドレス」とアピールしながら、6年でサービスが終了。大失敗をしているので、今回の移行も慎重に事を進めてきたのでしょう。
今でもケータイメールアドレスかどうかを区別するサービスがあったり、ケータイメールアドレスをブロックする設定にしている人がいたりするのですが、au.comが対応されるかどうかは不透明。おそらくしぶとくezweb.ne.jpを使い続けるのが、現状の最善の手段ではないかと思います。
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