Google Workspaceの無料コースが2022年7月に終了するというアナウンスがありました。有償版に移行してほしいということだと思うのですが、一番安いコースで、月680円です。教育機関や各種非営利団体に無料のプランがあるのですが、私は全く該当しません。
今まで15年間使ってきたのですが、用途としてはメールの受け取り以外使っていませんでした。ドメインが固定で、@の前のユーザー名をサービス名にして、サービスに登録することで、情報が漏れたときのサービス名を特定することができました。ユーザー名問わずドメイン名が正しければメールを受け取る設定にしているのが前提です。
例えば、service1という名のサービスを登録するときにsevice1@...というメールアドレスで登録します。迷惑メールが送られるようになったとき、メールアドレスで情報流出がどのサービスかがわかるというものです。で、実際に情報流出があり、調べるとニュースにもなっていました。
メールサービスは便利に使っているので、すべてのサービスで、独自ドメインのメールアドレスを無料のGmailに置き換える作業は途方もないことです。有償版に乗り換えようかと諦めていましたが、そもそも独自ドメインのメールアドレスをGoogle Workspaceに飛ばしているだけなので、それをやめればいいだけだと気づきました。当たり前といえば当たり前な話です。
DNSの設定に
mx ASPMX.L.GOOGLE.COM. 1
mx ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM. 5
mx ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM. 5
mx ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM. 10
mx ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM. 10
mx ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM. 10
mx ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM. 10
cname calendar ghs.google.com.
cname docs ghs.google.com.
cname mail ghs.google.com.
cname start ghs.google.com.
cname sites ghs.google.com.
cname pages ghs.google.com.
という部分があり、メールやGoogle Workspaceの設定があります。これを削除。
そして、独自ドメインのメールの設定で、無料版のGmailに転送をすればよいだけです。
mx @ 10
という行を追加。というか復活。忘れそうな1行ですが、15年前に独自ドメインの作業を記録していたのが役に立ちました。
15年前、独自ドメインのメールは、念の為無料版のGmailに転送させていたので、15年間のメールが消えるわけでもなく、移行する作業も不要です。