ダークモードが広がらない理由

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近年のウェブ構築のキーワードは、「モバイルファースト」と「ダークモード」ではないかと思います。

ここのサイトのような情報発信系は、ほとんど(8割以上)がデスクトップからのアクセスなのですが、内容が一般向けになるほど、モバイルからのアクセスの割合が大きくなります。8割以上がモバイルからのアクセスとなるサイトもあります。

デスクトップで作業する割合が多い人は、デスクトップでアクセスするのは当然ですが、モバイルで音声等で検索するほうが便利だという場合もあるでしょう。どちらにしても、モバイルからのアクセスに対応しておかないとアクセス数に影響を与えます。

SNSやブログサービスを利用すれば、モバイル対応がほとんど。大企業のサイトもモバイルに対応している会社がほとんどではないかと思います。モバイルからのアクセスが多いのに、対応しないとなれば、死活問題です。

一方、ダークモードの普及はなかなか進んでいないような気がしています。ダークモードは、目に優しいとか、有機ELディスプレイでは、ダークモードが省電力となり電池の持ちが良くなるといったメリットがあります。

しかし、企業のサイトでダークモード対応は少ないです。もともとブラックベースのサイト作りをしているサイトはもちろんありますが、ダークモード対応は別の話です。

大企業のサイトは、背景画像もない白のバックにパーツが構築されています。どのサイトも同じなので、企業イメージにつながるノウハウがあるのでしょう。そういう点でダークモードは、イメージが変わってしまうのが問題なのかもしれません。白のほうが、企業イメージがクリーンに感じることでしょう。印象付けるためには、目に優しくてはダメなのです。企業のサイト内では、SDGsといいながら、SDGsとは相反するサイトを運用しているのです。

ちなみにダークモードの背景は、完全な黒ではありません。実は、ライトモードの文字は、完全な黒にしていないサイトが多いはずです。白黒を反転すれば良いわけではなく、微妙な調整が必要です。ライトモードの文字色の黒は、多少色合いの黒が違っていても気づきませんが、ダークモードの背景の黒や文字色の白は、かなり印象が変わります。案外難しいです。

Googleの検索サイトがダークモードに対応しました。検索サイトが黒で、クリックしたら白バックのサイト画面が目に飛び込んでくるというのが今の状況です。

Googleの検索サイトも、もちろん背景は完全な黒ではありません。Google検索の背景の黒を基準に、今後はダークモードが広がっていくのかもしれません。

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