すでに2000年ころには、パソコンも「これだけできれば十分」という感じになっていました。ハードウェアの面では、もう少し後になりますが、20数年前のように毎年倍の性能になっていたかのように感じる時代に比べれば、進化は遅く感じます。買い替えも数年おきで十分な感じです。
スマートフォンは普及しだしたときには、すでに十分な状態だったと思います。パソコンのノウハウからサブセットのような端末。それで十分だったということは、パソコンのソフトもそれほど機能は必要なかったということでしょう。「ソフトウェアの新しい機能って使っていない」という言葉はよく聞きます。
新しいハードウェアを購入するきっかけは、ハードウェアの故障や不具合が大きいかもしれません。しかし、スマートフォンのバージョンアップで、OSとの整合性が取れなくなり、ハードウェアがそのOSをサポートしていないと、ハードウェアも更新しなければならなくなるというやっかいな問題があります。セキュリティの問題があるので避けて通るわけにはいきません。
ただし、今でも進化の途中という分野もあります。目覚ましい進化をしていると感じるのが音声認識の分野。Googleの音声認識は、気づけば実用的になっています。今後AIとの組み合わせでさらに進化していくのでしょう。
ハードウェアの更新を誘発するようなOSの改良はできれば避けてほしいと願います。できれば、ハードウェアによっては使えない機能があるという限定のバージョンアップとか。性能を要求するようなバージョンアップではなく、前のバージョンと同じ使い勝手が理想。
ハードウェアはハードウェアで、買い換えたくなるなるような魅力があるものにしてくれればいいのです。最近で言えば、SSDの登場でしょうか。画期的なスピードアップです。ノートパソコンも薄く軽くなりました。CPUの省電力化で、バッテリーの持続時間も伸びました。
スマホも十分な性能ではないでしょうか。格安スマホでも、日常使いでは十分。キャリアの2年縛りに従って2年毎に買い換えていた人や、新しもの好きで毎年買い換えていた人もいました。買い替え頻度もパソコンのようにスパンが長くなっていくのでしょう。
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