ブラハラに悩む人が増加中

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ブラハラに悩む人が増加中 「O型は交通事故率が高い」 免許試験場の講師に厳重注意

「車の事故を起こす確率は血液型ごとに違う」という内容の話をしていた。「O型は最も事故率が高い」「A型は安全運転」「B型はメカ(機械)に強くて自信過剰で、不注意事故が目立つ」「AB型は神経質で疲れやすく、睡魔に襲われての追突事故が多い」などというものだった。

血液型の性格判断は、昭和初期に日本の学者が研究したが、科学的裏付けに失敗し、現在では何も根拠のないことというのは常識となっています。それなのに現在に至っても、テレビや雑誌で紹介され続け、他の占い同様に、信仰している人がいるということです。

最近では、そんな血液型性格判断に過剰に拒否反応を示す「ブラハラ」(ブラッドタイプ・ハラスメント)という言葉もあるそうです。

毎朝、テレビの星座占いで、ラッキカラーとラッキーナンバーをチェックし、「今日は恋愛ランキング1位なの」と言いながら、結局普通の生活をするわけです。占いの内容もその日の予言めいたものではなく、教訓みたいなものですよね。宗教の一つとして信仰しているなら、そうしていればいいんじゃない?と思ってしまいます。

でも、他人を巻き込むのはどうかと思います。「あなたの今日の運勢は最悪よ」と言われれば不快です。血液型性格判断も同様ですね。反対に良いと言われてもうれしくはないですけど。

人が信じていることを覆すには、それなりの根拠が必要。テレビや雑誌の影響は大きいので、よほどの根拠を示されないと理解してもらえないのでしょう。性格判断の科学的裏付けはできないことが性格判断を否定することにはならないと言う人たちもいます。データの微妙な差異を「傾向」と呼ぶ人たちもいます。

ただし、ブラハラのように過剰反応すると、「占い」という遊びに大人げなく怒っているようにしか見えないかもしれませんね。場の雰囲気を壊しかねません。お遊びには軽く対応するのがいいのかも。

それでも、今回の事件のようにマスコミが取り上げていけば、意識は変わるかもしれません。いずれ東アジアにしかみられない特異な信仰も消える日がくるのかもしれません。そのためには、血液型占いを上回る疑似科学的な占いの登場が必要かも。

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