Microsoft Publisherが終了

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Microsoft Publisherは、2026年10月以降はサポートされなくなります。

これは、Microsoftが2024年1月に発表したものです。Microsoft 365アプリのひとつであるPublisherは、デスクトップパブリッシング(DTP)ソフトウェアとして、主にニュースレターやパンフレット、名刺などの印刷物のデザインに使用されてきました。

Microsoftによると、この決定は「より現代的なデザインツールへの移行」を促進するためとしています。具体的には、Microsoft PowerPointやWord、さらにはMicrosoft Designer(プレビュー版)などの代替ツールの使用を推奨しています。

既存のPublisherユーザーは、2026年10月までは通常通りソフトウェアを使用できますが、それ以降はセキュリティアップデートを含むすべてのサポートが終了します。また、新規のPublisherライセンスの販売は2026年10月で終了します。

Microsoftは、ユーザーがスムーズに移行できるよう、代替ツールの使用方法や、既存のPublisherファイルの変換方法についてのガイダンスを提供する予定としています。

この発表は、デスクトップパブリッシングソフトウェアの市場動向を反映したものと言えます。近年、オンラインデザインツールやクラウドベースのサービスが台頭し、従来型のDTPソフトウェアの需要は減少傾向にあります。

また、Microsoft 365の他のアプリケーションの機能が向上し、Publisherの多くの機能を代替できるようになったことも、この決定の背景にあると考えられます。とくにPowerPointは、プレゼンテーション以外のデザイン用途でも広く使用されるようになっています。

ユーザーにとっては、長年使い慣れたツールの終了は一時的な不便を強いる可能性がありますが、より現代的で柔軟なツールへの移行は、長期的には業務の効率化やデザインの可能性の拡大につながる可能性があります。

Microsoftは今後、Microsoft Designerの機能強化や、AIを活用したデザイン支援機能の拡充など、新しいデザインツールの開発に注力していくと見られています。

ワープロソフトと違い、直感的に配置できるDTPソフトは、非常に便利でストレスがなく作業ができます。DTPソフトといえば、PageMakerやInDesignがとても使いやすいのですが、非常に高価なので、機能は劣るもののPublisherを使っていました。

Wordでも、自由に配置することができるのですが、急に画像が飛んでしまったり、レイアウトが崩れたりするなどストレスがありました。そのため、Publisherの終了は、多くのユーザーにとって大きな損失となるでしょう。

代替として推奨されているPowerPointは、確かにレイアウトの自由度は高いものの、印刷物のデザインに特化したPublisherとは使用感が異なります。とくに、複数ページにまたがるドキュメントの作成や、印刷用の詳細な設定などの面で、PowerPointでは十分にカバーできない部分があるかもしれません。

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