Joplinの動作の遅さが気になりだし、脱Joplinをすることにしました。
もともとApple標準のメモアプリを使っていましたが、Apple製品の中でしか使うことができないため、EvernoteやSimplenoteを経て、Joplinを使っていました。ただ、完全移行をしたわけではなく、Apple標準のメモアプリとの併用でした。さらにNextCloudのノートも使っていました。どれを使うかという決定的な判断ができなかったので、併用ということで複数のアプリを使っていました。
NextCloudのノートは、ウェブ上でも使うことができ、モバイルアプリもありますが、デスクトップ版がありません。Cursorでプロジェクトとして開いていましたが、メモを開くたびにタブが増えていくので、メモアプリとしては違和感を感じていました。
今回、QOwnNotesに乗り換えることにしました。ついでにApple標準のメモアプリの内容もQOwnNotesに移行することにしました。NextCloudのノートとJoplinを併用してきたので、JoplinのデータをNextCloudのノートに集約して使うことにしたということです。そこにApple標準のメモアプリの内容も統合したということです。
NextCloudのメモ環境は、ノートとJoplinの2系統があります。ノートは汎用的にフォルダを同期して、ファイル名がタイトルになっているので、Visual Studio CodeやCursorなどのエディタでフォルダをプロジェクトで開けば、メモアプリとして使うことができます。AIも使えて便利なのですが、複数タブで次々とファイルを開くので、私のメモアプリとしての使い勝手としては、今ひとつでした。データ形式がシンプルなので、今後も汎用的に使うことができます。
JoplinのファイルもNextCloudに保存されますが、NextCloudのメモ環境とは別系統で、ひとつのフォルダにすべてのファイルが保存されます。中身はテキストファイルですが、ファイル名はタイトルではなく、記号化されています。フォルダに分かれているわけではないので、フォルダの区分けを含めて、変換作業が必要になります。
私のメモアプリの条件は、メモをフォルダで管理できること、複数デバイスで共有できること、テキストの書式が不要なプレーンなものってところです。NextCloudのメモ環境であれば、変換作業なしで、アプリの入れ替えができるのもメリットかもしれません。
プレーンなテキストファイルで、見出しや箇条書きを実現するとなると、MarkdownやなんらかのWiki記法などが必要となります。QOwnNotesは、Markdownも使えるので、文章内の小見出しも見やすくなります。
以前、QOwnNotesを試したときに、ソフトブレークが機能しないことで使わなかったのですが、そこは今回スルーすることにしました。Joplinの動作の遅さやVisual Studio CodeやCursorのタブ絡みの振る舞いよりも優先しました。もちろんVisual Studio CodeやCursorは、コードを書くという本来の使い方で今後も使います。とりあえず、Cursorで便利だったAIを使いたいときは、Cursorから開けばいいだけなので、不自由はないでしょう。
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